今年は例年と比べて冬が早く来たようです。赤く色づいた木々も凩の寒さに身をちぢめているようです。
今年も早いもので、残すところ一月あまりになりました。
旧暦では12月のことを師走といいますが、師走の声を聞くと、何故かあわただしい気分になります。師が走るという漢字からの連想かもしれません。
ところで皆様はどのようにお感じになっておられますか。何となく「12月に入ると師走なんだな」というような感じでしょうか。そもそも大多数の方は、師走の意味や語源の由来までお考えになることはないのではと思います。
そこで今回は、師走の意味や語源由来を考えてみました。取るに足らない雑学ですが、話のネタにはなるかもしれません。その他のは、「年が果てる」意味の「年果つ(としはつ)」が変化したとする説。「四季の果てる月」を意味する「四極(しはつ)」からとする説。「一年の最後になし終える」意味の「為果つ(しはつ)」からとする説などがあります。
(1)「師(僧侶)」も走る忙しさ説
師走は当て字で、「しはす」の語源には諸説あり、正確なところは分からないようですが、以下にいくつか紹介します。
①師匠の僧がお経をあげるために、東西を馳せる月と解釈した「師馳す(しはせ)」が誤って「師走」としたという説。
この説は、平安末期の「色葉字類抄(いろはじるいしょう)」に、「しはす」の注として説明されている。
②四時の果てる月だから「しはつ(四極)月」といったのが、「つ」と「す」の音通(おんつう)によって「しはす」となったのだという説。
③昔の先生は怖かったようで、「学校の廊下を走るな~!」といっている先生でさえも、12月(師走)になったら忙しくて廊下を走ってしまうからという説。
この説は「なるほど」と腑に落ちますが、学制ができたのは明治以降のことですから、有力な説ではありません。
(2)~が終わる説
これには「年が果てる」意味の「年果つ(としはつ)」が変化したとする説。「四季の果てる月」を意味する「四極(しはつ)」からとする説があります。
(3)当て字説
これは日本書紀・万葉集などの書籍に記されている事から言われている説になります。
日本書紀に「十有二月(シハス)」といった言葉が記されていて、この頃は「師走」といった漢字は使われず十二月の後に「シハス」と書かれていたようです。
このことから、日本書紀当時から12月の事を「シハス」と呼んでいたことが分かりますので、「師走」という漢字が後に付けられた「当て字」だと言う事になります。 日本書紀・万葉集にも使われていたことを考えるとこの説は有力なようです。
「師走」の語源由来はこれら3つが定説とされていますが、タイムマシンがないので、一つの説に絞り込むことは難しいですね。歴史は本当に奥が深く謎の多い学問です。
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今年 12月は、6日(水)・13日(水)・20日(水)・27日(水)に実施します。
来年 1月は、10日(水)・17日(水)・24日(水)・31日(水)に実施します。
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