ASKからのお知らせ

2016/07/01

就労移行ASK 7月「相談会」のご案内 「人不知而不(人知らずして慍<うら>みず」

お元気ですか。
スタッフの笹谷です。

子曰。學而時習之。不亦説乎。有朋自遠方來。不亦樂乎。人不知而不慍。不亦君子乎。
(出典:論語 学而第一 1)

上記の漢文は、皆様も良くご存じの論語の一節です。

孔子の時代も現在の日本も、人の営みはさほど異ならないようです。この話を、安定して長く働きたい人の気持ちになって解釈すると、より分りやすいように思います。

「學而時習之(学びて時に之を習う)」では、仕事でも勉強でも、スポーツや芸術でも一度教わっただけで、すぐ上手くやれるようになる人はそれほど多くはいないでしょう。繰り返し何度も何度も練習して、やっと一人前になることができるものです。頑張って努力していたら、いつの間にか上手くこなせるようになっていると嬉しいものだということです。

しかし、努力して身に付けたスキルや知識も時間の経過とともに忘れてしまったり、古くなって使えなくなったりするものも出てきます。自分の持っている技術や知識がその時代に適合しなくなっていることも多いようです。

だから人には学び直したり技術を磨き直したりする充電の時が必要になるのです。ブラッシュアップすることで、安定して長く働くことができるようになることでしょう。

「有朋自遠方來(朋有り遠方より来たる)」とは、友人がはるばる訪ねて来て、昔話に花を咲かせたり、悩みや、嬉しいことを打ち明けたり、アドバイスをもらったりすることは、ストレスの解消に繋がります。価値観を等しくする。また、同じ体験を共有した友人との歓談は、心の糧になり、新たな展望が開けることでしょう。

「人不知而不(人知らずして慍<うら>みず」のところは、人は、自分のことを認めてもらいたいという気持ちや自分のことを分ってもらいたいという欲求を持っています。理解してもらいたい人に、自分を認めてもらえないときや分かってもらえないときは、腹を立てたり、悲しんだり、落ち込んだりすることがあります。

人の気持が手に取るように分かることができる。などということは、神や仏の領域で、私のような凡人にはできないことです。どうして自分のことを分かってくれないのかと思い悩むよりは、人は相手の気持ちを理解することが苦手であるということを認識することが大切です。

自分を認めて欲しい。どうして分かってくれないんだろうと思い悩んでいる人も、常に相手の身になって考えているのかと問われれば、案外と自分のことしか考えていなかった自分に気が付くものです。

腹を立てたり、悲しんだり、落ち込んだりせずに、人は相手の気持ちを理解したり、相手のことを認めたりすることが苦手なのだということを知ることで、ずいぶん気持ちが軽くなることでしょう。

「充電器あったらいいな人間用」(サラリーマ川柳より)
自分を認めて欲しい。どうして分かってくれないんだろうと思い悩まずに、しっかり充電して、仕事に取り組む準備をしてください。

さて、7月の「相談会」は次の日程で実施する予定です。就労移行支援制度に興味のある方、就職や仕事についてお悩み事がある方など、なんでも相談に来てください。私どもでお答えできないことは、関連支援機関や行政の窓口をご紹介します。また、ご家族や教育機関、支援機関、医療機関の方々の見学もお待ちいたしております。

相談会実施予定日

相談会は、次の水曜日の午前11時より午後2時までの時間帯で実施します。希望される方は、ご都合のよい日時をご予約ください。

7月6日(水)、7月13日(水)、7月20日(水)、7月27日(水)

★アスク京橋オフィスで実施しているプログラムの体験、見学、個別相談につきましては、随時受け付けています。ご都合のよい日時をお知らせください。

*相談会、プログラム体験、見学、個別相談は予約制になっておりますので、電話またはメールで事前にお申し込みください。
*相談内容や個人情報につきましては秘密を堅く守りますので、ご安心ください。

お問い合わせ・ご予約は:アスク京橋オフィス
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